リオ・オリンピック男子マラソンに出場したカンボジア代表のお笑い芸人・猫ひろしは、2時間45分55秒のタイムで完走。参加選手155人中139位、完走した選手の中では下から2番目という記録でした。
「リオ・オリンピック 男子マラソン」完走だニャー!猫ひろし
しかし、ここで終わらないのが猫ひろし。ゴール後には、「ニャー」と叫びながら、スタジアム内を走り回り、母国カンボジアを猛アピール。観客の拍手大喝采を浴びることになります。
カンボジアは東南アジアの小国。かの有名なユネスコ世界遺産「アンコール・ワット」も、遠く離れた南米では知名度が高くないのは想像に難くありません。
レース後、カンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事は猫ひろしをこう称えています。
カンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事は21日、五輪男子マラソンに同国代表として出場し完走したタレントの猫ひろし(39)を「カンボジアの知名度を高めた」とたたえた。
猫ひろしがカンボジア国籍を取得したのは2011年。ホリエモンのインターネットテレビの企画がきっかけだったそうです。
カンボジアに根ざした生活をして、1年のうち4カ月はカンボジアで練習。クメール語を勉強。今では日常会話を話すことができるといいます。
カンボジアは2020年までに年間700万の観光客誘致を目標としています。
タイムは凡庸でしたが、ゴール後のパフォーマンスでカンボジアの知名度を高めるという大役を全うした「猫ひろし」に拍手を送りたいと思います。
ボクがカンボジア人になったワケ
■猫ひろし
身長 147cm
国籍 カンボジア
マラソン自己ベスト 2時間27分48秒(2015年)
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