「レッドドアーズ(RedDoorz)」は、東南アジアで急成長している格安ホテルチェーン。
フィリピン・マニラでもその成長曲線は顕著。マニラを訪れるたびに、雨後のたけのこのごとく新しい「レッドドアーズ(RedDoorz)」ブランドのホテルが誕生している印象さえあります。
今回はフィリピンの格安チェーンホテル「レッドドアーズ(RedDoorz)」のレポートです。
Contents
「レッドドアーズ(RedDoorz)」とは?
▲ホーチミンのRedDoorz Plus
「レッドドアーズ(RedDoorz)」は、インドネシア・ジャカルタ生まれのバジェットホテルチェーン。現在の本社所在地はシンガポール。
レッドドアーズホテルの主な運営形態は、フランチャイズ方式。2015年インドネシアを皮切りに、2017年シンガポール、2018年フィリピン、2019年にベトナム市場に参入。現在のホテル数は、4カ国50を超える都市で1000以上。2015年に新規参入した企業が、驚くべきペースでそのホテル網を拡大しています。
レッドドアーズのきもは、ホテル運営効率化のプラットフォーム。ビックデータによるマーケティング、最新テクノロジーを使った自社サイトとモバイルアプリによる価格最適化、オンライン予約などの集客システムが最大の強み。
なお、レッドドアーズには、グレードよって「レッドドアーズ(RedDoorz)」「レッドドアーズ プラス(RedDoorz Plus)」、「レッドドアーズ プレミアム(RedDoorz Premium)」があります。
「レッドドアーズ(RedDoorz)」の料金
▲レッドドアーズ公式サイト
メトロマニラの「レッドドアーズ」の宿泊料金は、公式サイトで1泊1部屋サービス料・税込みで700ペソ(1600円)前後から探すことができます。公式サイトやアプリは、使い勝手がよく、プロモーション価格など優待が豊富。
また、実質の割引となるロイヤルティポイント「RedCash」を貯めれることも魅力の一つ。ただし、有効期限が120日と短いことや一部のセールに使えなかったりと制約があります。実際に「RedCash」を貯めてみると、期限切れとなるケースが多く、ライトユーザーにとってはあまり実用的とは思えません。
▲期限切れになったRedCash
大手ホテル予約サイトでは、需給、店舗次第でさらにお得な料金価格が提示されていることがあるので、予約の際には比較・検討してみることをおすすめします。
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「レッドドアーズ(RedDoorz)」の室内
ここでは、私が実際に宿泊したことのあるレッドドアーズの室内のご紹介します。
レッドドアーズ プレミアム アット サウス トライアングル ケソン シティ
「レッドドアーズ プレミアム アット サウス トライアングル ケソン シティ(RedDoorz Premium @ South Triangle Quezon City)」は、レッドドアーズブランドの中の「レッドドアーズ プレミアム」。
最寄り駅の「MRT3 ケソン・アベニュー駅」からは、徒歩で5分ほどの距離。目の前には、ディスカウントスーパー「ハイトップ・スーパーマーケット(Hi-Top Supermart)」があり、ちょっとした買い物に便利。
レストランが多くある「ティモッグ アベニュー」もなんとか徒歩圏内です。
料金は少し高めですが、さすがは「プレミアム」と言うだけあって、室内はシックにまとめられておりワンランク上の雰囲気。水回りも清潔で快適に過ごせます。
レッドドアーズ プレミアム ニア トライノマ
「レッドドアーズ プレミアム ニア トライノマ(Reddoorz Premium Near Trinoma)」も、「レッドドアーズ プレミアム」ブランド。
場所は、「トライノマ ショッピング モール」の裏手、「SMシティ・ノースEDSA」と「ベテランズ・メモリアル・メディカル・センター」の間にあります。ショッピングや食事には困りません。
最寄り駅の「MRT3 ノース・アベニュー駅」からは、少し距離があり徒歩だと15分程度かかると思います。
建物はプレミアム相当で立派だと思いますが、室内に関しては価格相応です。コンドミニアムの数フロアが客室だと思われます。
低価格で泊まれるホテルです。
レッドドアーズ ニア オスメナ ハイウェイ
「レッドドアーズ ニア オスメナ ハイウェイ(RedDoorz near Osmena Highway)」は、マカティ市のはずれにあるホテル。最寄り駅は、あえて言うなら「LRT1 ヒル・プヤット駅」。徒歩では少し遠い距離にあります。
ホテルの目の前は警察署。近くには、ディスカウントストアー「キャッシュ アンド キャリー モール(Cash & Carry Mall)」があります。
低価格で泊まれるホテルですが、交通が不便で旅行者向きではないと思います。室内は価格相応で、ビルの一部分をホテル客室として利用していると思われます。
レッドドアーズ ニア パサイ タフト
「レッドドアーズ ニア パサイ タフト(RedDoorz near Pasay Taft)」は、マニラ・ニイノ・アキノ空港から約4キロの場所に位置するパサイのホテル。
最寄り駅は「LRT1 エドサ駅」、「MRT3 タフト・アベニュー駅 」です。
低価格で泊まれるホテルですが、わかりにくい場所にあり、交通が不便。室内は値段相応。レジデンスの一部分をホテル客室として利用していると思われます。
レッドドアーズ ニア セブ メトロポリタン カテドラル
「レッドドアーズ ニア セブ メトロポリタン カテドラル(RedDoorz near Cebu Metropolitan Cathedral)」は、セブメトロポリタン大聖堂、サンペドロ要塞そばにある格安ホテル。
マクタン・セブ国際空港 からは約8.5キロの場所にあります。
低価格で泊まれるホテルです。室内は値段相応。一部が学生の宿舎として使われているようでした。
「レッドドアーズ(RedDoorz)」のまとめ
▲レッドドアーズ共通のアメニティ
「レッドドアーズ(RedDoorz)」は、「オヨ・ホテル(OYO HOTEL)」と並んで、最近、マニラで本当によく見かけるようになったホテルです。
その最大の魅力は相場よりも安い料金で泊まれること。ただし、極端に安い値段の店舗はやはりそれなりで、料金以外の多くのことを期待すると失望するかもしれません。
「レッドドアーズ」は、「ホップ イン ホテル」、「ゴー ホテルズ」、「レッドプラネットホテル」のような一般的なホテルは少なく、レジデンスの一部分をホテルとして流用しているような店舗が多い感じがします。それゆえに、キッチンが備え付けられてる部屋も散見します。
なお、安い部屋には安いなりの理由があります。たとえば、交通が不便だったり、メンテナンスが不十分だったり、窓が閉まらなかったりとセキュリティに不安があるところもありました。
マニラの路地、とくに夜間は街灯が薄暗く危険をはらんでいます。辺鄙な場所にあるホテルへの移動は十分ご注意ください。また、窓が閉まらないなどセキュリティに不安を感じた場合は、迷わずに部屋の交換を申し出るなど安全対策に十分気をつけてマニラを楽しんでください!
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