韓国・釜山旅行に来たら絶対に食べようと計画していた料理がある。釜山名物と言われる「冷菜豚足-ネンチェチョッパル」だ。チョッパル(豚足料理)は韓国で人気の美味だが、釜山発祥の「冷菜豚足-ネンチェチョッパル」はどんな料理か是非味わってみたいと思っていた。
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南浦洞の富平洞(プピョンドン)チョッパル通り/豚足通り
「ネンチェチョッパル」は釜山で生まれた料理だ。韓国語でネンチェは冷菜を意味し、チョッパルは豚足を意味する。「ネンチェチョッパル」は薄くスライスした豚足にキュウリや錦糸玉子、クラゲなどを酢であえた「サラダ風味の冷菜豚足」と言える。夏の暑い時期でもさっぱりとしていて食が進むし、ヘルシーな上、コラーゲンもたっぷりで美容にもいいと女性にも評判の一品だ。
その発祥の地が富平洞(プピョンドン)の一角にある。釜山一の繁華街、南浦洞(ナムポドン)のメインロードをチャガルチ駅方面に進んだ、富平洞(プピョンドン)チョッパル通りと呼ばれるエリアだ。チャガルチ駅からもほど近い。この一角は、文字通りチョッパル専門店が軒を連ねており、その中の「釜山チョッパル」はネンチェチョッパル元祖の店として知られている。
ネンチェチョッパルの元祖 「釜山チョッパル」
富平洞(プピョンドン)チョッパル通りのチョッパル店を覗いてみたが、「ネンチェチョッパル」の値段はほぼ横並びのようだ。どこの店も清潔で美味しそうにみえる。今回はその元祖といわれる「釜山チョッパル」に入ることにする。
「釜山チョッパル」は緑の看板がトレードマークだ。店内に足を踏み入れると真っ先に目に飛び込むのは、入口右手に山と積まれたチョッパルを黙々とスライスしている店員だろう。デモンストレーションも兼ねておりテンションが高まる。
店内はテーブル席と座敷に分かれており、予想以上に奥行きが深くゆったりした印象を受ける。テーブル席に案内されてメニューを見ると、どうやらネンチェチョッパルは特大、大、中、小とサイズで注文する仕組みのようだ。中サイズを頼んだのだが「パンチャン」とよばれる小皿のおかずでテーブルはあっという間に一杯になった。
つややかな飴色のコラーゲンたっぷりのチョッパルが食欲をそそる。早速、チョッパルをサムジャンやニンニク、マスタードと一緒に野菜に包み込んで味わってみる。マスタードが鼻にツンとくる。
なるほど!これは釜山名物というだけのことはある。酢の効いた味付けはさっぱりしていて、特に夏場には最適だろう。プルンとしたコラーゲンたっぷりのゼラチン質、よく煮込まれてしっかり味のついた豚足はくせもなく日本人の舌にもよく合う。
釜山名物「ネンチェチョッパル」、カップルや友達同士でつつきながら楽しく食べて欲しい一品だ。
食後は富平市場を散策
富平洞チョッパル通りは国際市場のすぐそばだ。近くには富平市場もある。
食後に富平市場を散策した。野菜や肉、魚からキムチまで釜山の台所事情を垣間見れてとても楽しめるのでおすすめだ。
「釜山チョッパル」の場所
住所 釜山広域市中区富平洞1街35-5(부산광역시 중구 부평동1가35-5)
営業時間 9時~翌2時
休日 年中無休