韓国・釜山の名物料理と言えば、冷菜豚足の「ネンチェチョッパル」や小麦粉を材料に使った冷麺 「ミルミョン」、「ヌタウナギ-コムジャンオ」、そして今回紹介する「テジクッパ」がよく知られている。
Contents
「テジクッパ」とはどんな料理?
韓国・釜山名物料理のテジクッパは豚骨スープベースの雑炊だ。「テジ」は豚、「クッパ」は雑炊を意味する。釜山では西面のロッテデパート東側にある、テジクッパ専門店が集まる「西面テジクッパ通り」がよく知られているが、今回は釜山地元っ子に人気だという「サンドゥンイテジクッパ大淵店/쌍둥이돼지국밥」に行ってみた。
「サンドゥンイテジクッパ大淵店」がある大淵駅は、西面駅から萇山方面に地下鉄2号線で6駅目だ。大淵駅周辺は西面駅の賑やかさに比べるとひっそりとしていて、こじんまりとした地元の駅という印象だ。大淵駅3番出口を出て大淵十字路を南へ150メートルほど歩くとお目当ての「サンドゥンイテジクッパ大淵店」が見えてくる。
ランチタイム前の11時頃に到着したのだが、さすがは繁盛店だ。店の前にはすでに10組ほどの客が行列をつくっていた。客層は地元の家族ずれやカップル、友達同士がメインといったところだろうか。列の最後尾に並ぶことおよそ20分ほどで店内に案内された。
韓国の専門レストランの特徴でもあるが、一品集中でメニューが極めて少ない。メインメニューだけで客を集められる自信だろう。
早速、お目当ての「テジクッパ/돼지국밥」を注文したが、店内を見回すとテジクッパよりも「ゆで豚肉定食-スユクペッパン/수육백반」を注文している客の方が多いようだ。昼前だが焼酎を飲みながらテジクッパやスユクペッパンを食べているグループも多い。
時間をかけて丁寧に煮込まれたスープは豚骨系だが、こってり濃厚と言うよりはさっぱりしていて飲みやすい。一口目のインパクトはないが定期的に食べたくなる飽きのこない味付けだ。一方、豚肉のスライスは少々脂身が多い印象だ。小皿で付いてくるアミの塩辛・セウジョやキムチなどをお好みで入れると自分好みの絶妙なテジクッパが出来上がる。
クッパは胃に優しい。食欲がないときでもキムチやセウジョ、タテギなどの小皿と一緒に食が進む。釜山名物のテジクッパはお勧めの一品だ。
店内では何組かの台湾人の観光客を見かけた。どうやら台湾で配布されている釜山市発行のオフィシャルガイドブックにこの店が紹介されているようだ。
「サンドゥンイテジクッパ大淵店/쌍둥이돼지국밥」の場所
住所 韓国釜山広域市南区大淵洞887-1
TEL 051-628-7020
営業時間 10~24時
釜山都市鉄道2号線大淵駅3番出口から大淵十字路を南へ150メートルほど行った左手。かわいい豚の看板が目印だ。
食後には釜山博物館に足を伸ばしてみよう!
「サンドゥンイテジクッパ」の400メートルほど南に釜山博物館がある。大淵駅近辺、或いは「サンドゥンイテジクッパ」を訪れた際には散歩がてらに観覧をお勧めしたい。
釜山博物館
観覧時間 09:00~20:00
休館日 1月1日、毎週月曜日
観覧料 無料
コメントを残す