海外送金サービスで手数料の安さと早さ、そして手軽さで定評のある「TransferWise(トランスファーワイズ)」。
今回、そのTransferWise(トランスファーワイズ)を使って、東南アジア・インドネシアの銀行にインドネシア・ルピアをオンライン送金し支払いをしました。
送金に際しては、TransferWise同様のオンライン海外送金サービスを展開している「western union(ウエスタンユニオン)」と 「world remit(ワールドレミット)」の2社をTransferWiseと比較検討しました。
海外送金に関しては、以前の記事でTransferWiseとウェスタンユニオンを取り上げているのでそちらも合わせて参考にしてもらえればと思います。
TransferWise(トランスファーワイズ)の使い方~フィリピンに送金
ウエスタンユニオン(Western Union)で海外送金~為替レートと手数料は?
Contents
TransferWise(トランスファーワイズ)とは?
TransferWise(トランスファーワイズ)は2011年に2人のエストニア人によって、「海外送金をより安く、公正で、よりシンプルにすることをミッション」に設立されたフィンテック企業(フィナンシャル&テクノロジー)です。
TransferWise(トランスファーワイズ)の魅力
TransferWiseの大きな魅力に送金手数料の安さが挙げられます。しかも為替手数料ゼロ!
例えば、今回インドネシアに1万円を送金して、支払った手数料の合計はわずかに184円。
銀行を利用した海外送金と比較すると格安ですよね!便利な世の中になりました。
為替手数料ゼロのTransferWise
為替手数料をとらないTransferWiseの両替レートは最強です。
TransferWiseの両替レートは、ネットで検索して見つけることのできる為替レート(ミッドマーケットレート)、具体的にはロイターの為替レートデータを抽出し利益を上乗せすることなく、それをそのまま換算レートとして適用しています。
為替手数料は「隠れたコスト」
一方でほとんどの銀行や海外送金業者は、為替レート(ミッドマーケットレート)に独自の手数料(為替手数料)を加えた換算レートを提示しています。
換算レートに含まれているこの為替手数料は、利用者が送金時には気づかずに支払っていることが多く見受けられるため「隠れたコスト」とも揶揄されることも。
例えば、海外送金サービスの老舗「ウェスタンユニオン」のホームページには外貨両替の手数料に関して以下の注意書きがあります。
Western Unionは、外貨両替によっても利益を得ています。送金サービスを選択する際には、送金手数料と換算レートの両方を慎重に比較検討してください。
ウエスタンユニオン(Western Union)
ウェスタンユニオンとワールドレミットとの比較
送金国あるいは送金事業者によっては、送金手数料・為替手数料以外にも海外中継銀行手数料・リフティングチャージ・受取銀行手数料などの費用が発生する場合があるので、送金前にはシミュレーションで支払総額や受取総額をしっかりと確認し比較検討することが大事ですね。
今回私は、TransferWiseを利用するにあたり、「western union(ウエスタンユニオン)」と 「world remit(ワールドレミット)」でもシュミレーションをし比較検討してみました。
では実際に1万円をインドネシアに送金した場合、いくら受け取れるのか確認してみたいと思います。各社のシュミレーターを使ったのはほぼ同時刻です。
TransferWise(トランスファーワイズ)を使うと?
TransferWiseを利用して1万円をインドネシアに送金した場合、1,326,210インドネシアルピーを受け取ることができました。
送金手数料は184円で両替レートは1円が135.1070インドネシアルピー。
western union(ウエスタンユニオン)を使うと?
海外送金サービスの老舗western union(ウエスタンユニオン)を利用して1万円をインドネシアに送金した場合は、現金受取を指定すると1,326,210インドネシアルピー、銀行口座では1,279,800インドネシアルピーを受け取ることができました。
送金手数料は現金受取が390円、銀行口座の場合は490円です。両替レートは1円が134.5688インドネシアルピー。
ウエスタンユニオンのメリットは、銀行口座受取のほかにウエスタンユニオン取扱店で現金を受け取ることができることですね。
world remit(ワールドレミット)を使うと?
world remit(ワールドレミット)を利用して1万円をインドネシアに送金した場合の送金手数料は150円と3社の中では最安でした。
両替レートは1円に対し133.07669インドネシアルピー。受取金額は1,310,805インドネシアルピーでした。
world remit(ワールドレミット)も送金国によっては、銀行口座の他に指定銀行などで現金での受取りができます。
海外送金オンラインサービス3社の比較の結果
今回、海外送金サービス3社でインドネシアに1万円を送金するシュミレーションをしてみた結果は、TransferWiseの1,326,210ルピーがもっとも多く受け取れる金額になりました。
次いでworld remit(ワールドレミット)、western union(ウエスタンユニオン)という順番でした。
自分の場合はシュミレーションの結果を踏まえた上で、各社それぞれに得意な通貨や国、長所・短所があるので時と場合によって送金サービスを使い分けています。
受取金額 | 送金手数料 | 為替レート 1JPY/IDR | |
TransferWise | 1,326,210ルピー | 184円 | 135.107 |
WU(現金) | 1,293,300ルピー | 390円 | 134.569 |
WU(銀行) | 1,279,800ルピー | 490円 | 134.569 |
world remit | 1,310,805ルピー | 150円 | 133.078 |
※1万円をインドネシアに送金した場合(手数料込み)
楽天銀行
参考までに楽天銀行を利用した場合は、1万円を送金して受け取れる金額は969,056インドネシアルピーとかなり少なくなっています。
TransferWise(トランスファーワイズ)の送金プロセス
早ければ当日中に着金が可能
送金手続きを作成しスマホでアップデート情報を確認してみると、順調に行けば当日中に着金する予定が表示されていました。
金曜日の午後に振込みを完了し、わずか20分足らずでTransferWiseでの入金確認が終了。
今回のケースでは、受取人サイドで口座情報の入力が必要だったため、週末を挟んで月曜日に着金が確認できました。
なお、送金後から着金までの資金の流れは、サイトやアプリ、Eメールで逐一アップデートされ情報が提供されます。
送金国や通貨によっても違うと思いますが、私のケースでは大まかに半分以上は当日中、もしくは翌日には着金しているように思います。
ユーザーフレンドーなアプリケーション
私がTransferWiseを好んで使うのは、安くそして早く送金できることはもちろんですが、ウェブサイトやアプリケーションが作り込まれていてストレスなく使えることもその理由の一つです。
また、カスタマーセンターもしっかりサポートされており、問い合わせにも迅速に対応してくれます。
Transferwiseの最後に
近年さまざまな形の資金移動サービスが新しくでき、利用者の選択肢が広がりましたね。Transferwiseもその一つと言えることができると思います。
資金移動サービスでは、大事な自分の資金の移動を委ねることになるので、各社の信頼性や長所・短所を十分に見極めた上で利用したいですね!
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